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皆既月食2014.10.9
昨日は皆既月食でしたね。
日本の各地で夜の天体ショーににわか天文学者たちが歓声を上げたことと思います。
私たちも・・・・例外に漏れず
きれいに澄み渡った夜空に繰り広げられた皆既月食を楽しみました。
こうしてお月様を観察している時・・・
患者さんが来院し、スタッフ全員でワンちゃんと飼い主さんをお出迎えもしちゃいました。
また隣の教会の人も夜空を見上げながら歩いていて・・・
畑に落っこてしまうハプニングもあり、
楽しく楽しい夜空の観察でした。
ポンタ君2014.10.4
9月1日産まれのポンタ君です。
このごろはすっかり少なくなったMIXのワンちゃんです。
「THE 雑種犬」
飼い主さんはこんなワンちゃんを探していたそうで
めぐり合うのに2年もかかったそうです。
私たちも久しぶりに昔ながらの雑種のワンちゃんを見てかなり興奮しました。
匂いも子犬特有のにおいで・・・・
もう可愛すぎてキュンキュンしちゃいました。
大静脈症候群2014.10.3
フィラリア症は蚊に刺されることによりフィラリアという20~30センチの虫が右心室から肺動脈に寄生する病気です。
フィラリアが心臓や肺動脈に寄生することにより肺高血圧を起こし右心不全や動脈硬化や肝硬変、腎不全などを引き起こします。
症状は咳、運動不耐性、削痩、貧血、腹水などです。
これらの症状は心不全になってから通常数年かかって現れる慢性の心臓病です。
しかしフィラリア症のなかに上述の慢性症のほかに、突然血色素尿と循環不全(呼吸困難、虚脱、肺水腫など)を主徴とする急性症があります。
急性症は大動脈症候群(Venae cavae syndrome)と呼ばれ、慢性経過の途中で肺動脈や右心室に寄生しているフィラリアが移動して右心房および右心室をまたいで寄生するため三尖弁閉鎖不全を突然引き起こし発症します。
この大静脈症候群の治療は三尖弁に絡みついたフィラリアの虫体を手術にて取り除くことで、もし手術を行わなければ90%以上のワンちゃんが1週間以内に死亡してしまいます。
まだフィラリア予防がまだあまり普及していなかった頃はこの大静脈症候群を発症して来院するワンちゃんが1年に何頭もいましたが、近年ではフィラリア予防も普及しまた室内で飼育されているワンちゃんが多くなったので数年に1頭と発症するワンちゃんは少なくなっています。
9月30日 飼育して3年、推定10歳のミニチュアダックスのチョコちゃんが血尿とのことで来院しました。
聴診の結果大静脈症候群を発症していることがわかり10月1日に手術を行いました。
チョコちゃんは以前のことは全くわかりませんが、今の飼い主さんに飼育されてからは庭を自由にしていましたがフィラリアの予防はしていませんでした。
大静脈症候群は手術を行っても既に色々な臓器に障害が出ている場合も多く死亡率の高い手術です。
しかしチョコちゃんは術前の検査では肝臓や腎臓に障害が少なく、また呼吸の状態も落ち着いていたので無事に手術を行うことができ、三尖弁に絡んでいたフィラリアの虫体を37匹取り除くことが出来ました。
術後の経過は良好で元気・食欲も回復し呼吸状態も安定しているので明日無事に退院をします。
今後は予防を行いもう2度とフィラリア症にならないようにすることが大切です。
チョコちゃん退院おめでとう。
園芸部便り2014.9.29
花壇に植えているお花は夏の花々なので、
そろそろ植え替えの時期が来ました。
昨日は予定がなかったので、朝の予約診療が終わった後
ホームセンターで洗剤などの買出しのついでに
一緒にお花や肥料や土も購入し、早速植え替えをしました。
今はまだ寒くなっていないので中途半端な時期なのですが
何回も植え替えをするのが大変なので・・・
来年の春までお花が咲いてくれるようにと
パンジーとビオラとガーデンシクラメンにしてみました。
赤や黄色や紫や白ときれいな花を咲かせています。
とてもかわいい花たちなので、ご来院のときに見てくださいね。
コッ君2014.9.27
いつもは入院室と診察がない時間帯には診察室でうろうろしているコッ君
もう16歳になり足腰が弱ってきたので
高いところに上ったり、降りたりすることが少なくなりました。
なので窓のところに登らせてあげて
窓を開けて外を見ることが出来るようにしたら・・・
楽しそうに外を見てました
やはり本能なのかなぁ