和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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CAP君&CHAMP君2017.2.18

久しぶりの2ショット

CAP君とCHAMP君です。

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こうしてみるとCAP君、随分とおじいちゃんになったなぁ。

白髪も出てきたし座り方が足痛そうな座り方。

1か月効果が持続する鎮痛剤や関節のサプリ飲んでるけど・・・

歳にはかなわんなぁ・・・

はなちゃん2017.2.15

13歳5か月のメスのダックスのはなちゃん

2014年8月に非再生性免疫介在性貧血を発症しステロイドの投薬により治癒していました。

その後は元気にしていたのですが・・・

2016年10月に子宮蓄膿症を発症。

この時かなり状態は悪かったのですが手術を行ない子宮蓄膿症は完治しました。

 

ただ子宮蓄膿症が治った後も急性炎症の時に上昇するCRPが高値を示し貧血が改善しませんでした。

検査の結果また非再生性免役介在性貧血(NRIMA)が再発していました。

 

NRIMAは骨髄の中で赤血球系の前駆細胞が自己抗体やリンパ球やNK細胞により免疫学的に破壊されてしまう病気です。

異常な免疫を抑えるため免疫抑制剤やステロイドの投薬を行い経過を観察していました。

 

再発の場合、前回の治療では効果がないことが多いので今回は初めからがっつり免疫抑制剤を処方していましたが

CRPは低下し正常になっても貧血の改善が見られず徐々に貧血が進行していきました。

 

免疫抑制剤を変更したり用量を変えたりしていたのですが14日、急に症状が悪化し貧血が重篤になり危機的状態になりました。

飼主さんにこのままでは2~3日うちに死亡してしまう可能性があることをお伝えし、

この状態を脱するには輸血とほかの免疫抑制剤の投与が必要と提案をさせていただき、ご理解をいただけたので入院にさせ免疫抑制剤の点滴と輸血を行いました。

 

輸血による治療はこの危機的状態を脱する手段であり輸血により病気が治るものではありません。

輸血を行い貧血が改善している間に異常な免疫を抑制し自分の赤血球が破壊されるのを止めなくてはいけません。

 

今までも何種類かの免疫抑制剤を使用し反応が見られていないのが心配ですが

点滴で行った免疫抑制剤と新たに使用した免疫抑制剤、そして増量したステロイドが相加的あるいは相乗的に作用してくれることを期待しています。

がんばれ!!はなちゃん

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院長とCHAMP君2017.2.7

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ワクチン接種2017.2.6

病院の犬と猫のワクチン接種をしました。

と言っても・・・

アイちゃんは手術の後なので今回はパスして後日接種します。

CAP君は現在、黒色腫の治療のための免疫療法中なので1クール終了後に接種します。

ミーちゃんはもうすぐ18歳、それなりに元気にはしているのですが高齢なのと、皮膚病の治療中なので皮膚が落ち着いたときの状態で接種するかどうするか決めます。

 

5頭いる犬猫のうち接種できたのはCHAMP君とツーちゃんだけ

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自宅のネコさんたちももうすぐ17歳

飼主も含め、我家も高齢化してきてます。

飼主共々健康には気を付けなくてはいけませんね。

 

免疫療法2017.2.3

今日はCAP君の免疫療法の点滴の日です。

前回は活性化リンパ球療法をおこなっていましたが、今回はより免疫力を高めるために樹状細胞を投与しました。

 

今回投与した樹状細胞は今までのものよりより効果があると言われている物です。

まだ商品化はされておらず治験での投薬となっているため

投薬前、投薬中、投薬後などにバイタルのチェックをして安全性や効果を判定しなくてはいけません。

 

超怖がりのCAP君、もう体温測ったり心拍数や呼吸数測るだけでもドキドキで

血圧など上がりまくり・・・こんなデーターでええん??ってくらいです。

 

点滴は10mlを10分かけて行います。

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心臓バクバクで呼吸がハーハー状態のCAP君

少しでも安心するようにと横に座って頭をなでなでしてあげて・・・

暇なので一緒に自撮りしちゃいました。

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点滴の後、異様に私を避けて逃げ回るCAP君

一生懸命CAP君のためにと思っているのに・・・

気持ちは一方通行のようでなんか寂しいです(涙)

でもこれで元気に長生きできるなら・・・まぁいいか。

 

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