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退職2016.12.21
看護師の平松さん(旧姓)が今日退社しました。
1年4か月間、一緒に働いてくれました。
ようやく仕事もてきぱきとできるようになり、いろいろなことを任せることが出来るようになったところでの退社なので病院としてはとても残念です。
でも、長い人生のなかでも大きなイベントである結婚をし、
もうすぐ出産を迎え、母となる。
人生にとっての大きな船出。
人生、いろいろなことが待ち構えているとは思いますが、
持ち前の明るさで乗り越えてステキな、楽しい家庭を築いてくださいね。
今まで一緒に働くことが出来て楽しかったです。
どうもありがとうございました。
そして幸せになってください。
職業体験実習2016.12.16
14日から16日までの3日間、古佐田丘中学校の生徒さんが職業体験実習に来ました。
今回は女子学生3人です。
CAP君は術後なので歯磨きは今できないのでブラッシングをしてもらいました。
CHAMP君はブラッシングと歯磨きを、アイコちゃんもブラッシングをしてもらいました。
いつもはアイコちゃんのシャンプーをしてもらうのですが
今は年末のためトリミングサロンが忙しいので残念ながらシャンプーの体験はしてもらうことはできませんでした。
中学生ですが将来の職業について目標のある生徒さんもいました。
まだ具体的な職業は決めてはいないが理系に進みたいとの希望は3人とも持っているようで頼もしく思いました。
私が獣医を目指したのは高校1年生の時、中学生の時は理科の先生になりたいと思っていました。
彼女たちもこれから色々なことを見聞きし理想とする職業を見つけてほしいと思います。
日本の将来は彼女たちが支えてくれると思います。
信貴山2016.12.14
11日の日曜日に毎年恒例となっています信貴山へ動物慰霊のためのお参りに行ってきました。
昨年はいつもの年より暖かくお参りした時にまだ紅葉がきれいに残っていましたが
今年は紅葉のピークは終わっており少しだけ残っているだけで寒いお参りになりました。
本堂からの眺めはとてもきれいです。紅葉の時期にはもっと美しいことでしょうね。
11日はちょうど大根炊きを行っており、厄除けの大根を美味しくいただきました。
大阪弁でいう「ようしゅんでる」大根のおかげで元気になりました。
慰霊のお経をあげていただいている間、今年1年に亡くなったワンちゃんや猫ちゃんの事を思い返していました。
天寿を全うし幸せな一生を送ったワンちゃんや猫ちゃん、
まだ若くして病気に倒れてしまったワンちゃんや猫ちゃん、
病気の原因がはっきりしてる場合もあればよくわからないこともありました。
私たち人間より犬猫の寿命は短いので、必ず飼主である私たちは愛犬や愛猫の最期を看取らなくてはいけません。
この子たちが病気になったとき、最期が近くなった時、どのような最期を迎えてあげるかは長い間一緒に生活を共にしてきた飼主さんが決めるのが一番だと私は思っています。
とことん治療をして延命してあげるのも、寿命と思ってあまり治療しないのもどちらも正しい選択肢だと思います。
私たちは飼主さんが迷われたときに色々な選択肢をご提案させていただき最善の治療を行い、飼主さんと一緒にワンちゃんや猫ちゃんを看てあげたいと思っています。
今年亡くなったワンちゃんや猫ちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
おまけ
信貴山の看板ネコの「ミーちゃん」が雑誌「猫びより」に掲載されました。
残念ながら今回は出会うことができませんでしたが、お参りがてら会いに行ってみてはいかがでしょうか?
CAP君2016.12.12
先日、CAP君の歯磨きを行っている時に、歯肉に腫瘤があることに気づきました。
また下顎の皮膚にもイボのような腫瘤がありました。
歯肉の腫瘤は良性のエプーリスの場合と悪性の癌の場合があります。
悪性の癌の場合、歯肉以外の組織や臓器に転移をし様々な症状を出し死に至ります。
良性の腫瘤では転移はありませんが徐々に大きくなり餌を食べるときに腫瘤を噛んでしまい出血してしまったり
また顔の風貌が変化してしまうことがあります。
腫瘤が大きくなり完全に摘出できなくなったり、癌で転移をしてしまってからでは手遅れになってしまうので
CAP君は12歳7か月とかなり老齢なのですが、今日手術を行いました。
術前のCAP君
診察台に乗り留置針を入れて血管を確保をしたところです。
まだ何も注射していないのですが、すっかり病人のようになっています。
歯肉と皮膚の腫瘤
手術が終わった後、まだ麻酔が効いているうちに少し歯と耳のお手入れと
健康診断のためのエコー検査も同時に行いました。
摘出した腫瘤は病理検査にだし、どのような腫瘤なのかを検査します。
検査の結果良性で完全切除であれば治療は終了です。
良性でも不完全切除、あるいは悪性との結果の場合は抗がん剤や放射線療法、免疫療法など次の治療を考慮します。
どうか良性で完全切除でありますように・・・
ぬーぷ君2016.12.7
トリマーの北井さんの愛犬ぬーぷ君は10歳のシーズー犬です。
3月3日、突然元気食欲がなくなり検査の結果、免疫介在性溶血性貧血を発病してしまいました。
発病当初は、日に日に赤血球が減少し粘膜が真っ白になり状態は悪化していきました。
すぐに免疫抑制剤とステロイドの投薬を行い治療しました。
幸いヌープ君は投薬して比較的早期に赤血球の破壊が止まり、輸血を行わなくても貧血は徐々に回復をしました。
ただこの病気は貧血が回復してすぐに投薬を中止をしたらすぐに再発をしてしまうことがよくあります。
また再発した時は以前と同じ治療を行っても薬の反応が悪く、最悪の場合赤血球の破壊が止まらず命を落としてしまうこともあります。
貧血が回復してからは約6か月ほどかけて徐々に薬を減量しそして休薬をします。
ぬーぷ君も9月にようやく休薬することができました。
その後も定期的に検診を行なっており、今日も検診に来院しました。
検査の結果、再発もみられず経過は良好です。
このまま再発せず元気に過ごしてくださいね。