和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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ブログ

ツーちゃん2021.1.8

病院の癒し猫のツーちゃん

まだまだ若いと思っていたのですが・・・
他の猫、ミーちゃん21歳、デッくん20歳から見ると若いのですが・・・
実はもうすっかりシニアの世代で、多分14歳。

年明けごろからあまり食欲がなく2日前には嘔吐をしていたので検査をしたところ、以前から少し悪かった腎臓病の悪化と膵炎が見つかりました。

すぐに点滴治療をはじめています。
昨日は食欲のかいふくはありませんでしたが・・・
今日はウエットフードを食べ始めました。
少し安心です。

もうすこし治療が必要ですが・・・早く元気になってほしいです。

誤食2021.1.7

年末年始にユリの誤食により入院をした猫ちゃんが2頭いたとブログに書きました。

誤食つながりで・・・・
新年になってからワンちゃんが乾燥剤を食べたと来院をされました。

乾燥剤にはおおきく分けると3種類あります。
透明の粒粒のシリカゲルと黒色の脱酸素剤と白色の消石灰です。

この3種類のうち白色の消石灰は要注意です。
消石灰はせんべいやノリなどの乾燥剤として入っていることが多く
誤食をすると嚥下障害や消化管粘膜のびらんや化学熱傷を起こすし口の中がただれることがあります。

治療は催吐はさせず粘膜保護剤を投与します。

    

透明や黒色の乾燥剤はほとんど無毒ですが稀に口腔面膜のびらんや下痢や嘔吐を起こすことがあります。

ほとんど無毒とはいっても・・・誤食させないように十分注意をしてくださいね。

いちちゃん2021.1.6

今年初の手術は5歳のミックス犬のいちちゃんの歯石除去手術です。

外観だけを見ると左右の上下の臼歯が少し歯石がついているように見えます。
しかしレントゲン撮影をすると臼歯は上下とも歯槽骨が融解して歯周病になっており根尖膿瘍を起こしていました。

右下の第2後臼歯、左上第1、2後臼歯、左下第2後臼歯の4本を抜歯しました。

(この写真は左下第2後臼歯抜歯前の写真です)

まだ5歳、前歯や犬歯はきれいに見えても・・・臼歯が歯周病をとなり歯を失っなってしまいました。

私たちはできるだけ歯を温存したいと思っています。
毎日の歯磨きと、歯周病を起こす前の歯のお手入れを心掛けてあげて下さい。

ユリ中毒2021.1.5

年末年始にかけて緊急入院をした猫ちゃんが2頭います。

2頭ともユリの葉を食べてしまった猫ちゃんです。

ユリは猫にとっては猛毒であることが知られています。
植物全体が毒でたった葉を2枚や花びらの一部の誤食で死に至ることもあります。

ユリ中毒の症状は流涎、嘔吐、食欲不振、活動性や意識レベルの低下です。
暴露から1~3時間以内に発現し6時間前後持続します。
その後腎障害が発現し多飲多尿、脱水、乏尿、無尿にいたり死亡します。

治療は消化管内から原因物質の除去と輸液療法です。
腎不全症状により無尿となった場合は透析療法がおこなわれますが予後は極めて悪いです。

予後は来院時の状態や治療開始タイミングにより大きく異なります。
除染処置や輸液療法を早期に実施できた症例の予後は比較的良好ですが、
無治療であった場合(誤食に気づかなかった場合)は予後が悪く死亡してしまうことも多いです。

今回の2頭は早期に飼い主様が気づき治療をおこなうことが出来たので、2頭とも腎障害を起こすことなく無事に退院をすることが出来ました。

ユリの花はきれいですが猫ちゃんにとっては猛毒であるので十分注意をしてください。

あけましておめでとうございます。2021.1.4

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年はブログの更新をおさぼりしてしまい、いろいろな情報の発信を怠ってしまいました。

今年は頑張ってブログを更新しよと思っています。

今年の目標は「嫌だ」「めんどくさい」を言わないことです。
(この言葉は先日ラジオを聞いていてあるリスナーの方が言っていたことです。
すごく身に染みたので私も今年の目標としました。)

今年はコロナが終息し安心して生活できる日々が過ごせることを願っています。

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