和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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ブログ

チャチャちゃん2014.8.30

昨日、「たぶん交通事故に遭い足がブラブラしている」とトイプードルのチャチャちゃんが来院しました。
チャチャちゃんを連れてきた方にお話を聞いても、連れて行くように頼まれたので状況がよくわからないとのこと。
その方の話をまとめてみると・・・
チャチャちゃんは岐阜県に住んでいて、高野山のお寺に来ていたそうです。
ただお寺の中にはチャチャちゃんは入ることが出来なかったので
玄関でつないでいたら逃げ出してしまい1週間行方不明になっていたそうです。
飼い主の方はチャチャちゃんを探していたのですが見つからず
お寺の方にチャチャちゃんのことをお願いをして岐阜に帰ったそうです。
チャチャちゃんは右足のかかとの少し上からブラブラになっており
よく見ると皮膚が裂けて骨が飛び出していました。
また飛び出した骨には土がいっぱいついており、かなり重篤な開放骨折です。
また見つかった場所は人があまり通らない山の中だったので
体中ダニだらけになっていました。
幸い血液的には貧血は見られましたが肝臓や腎臓などには異常は認められませんでした。
昨日はそのまま入院をして外科処置や点滴をしました。
ただ開放骨折は単純な骨折ではなく骨への感染がありますので、最悪断脚をしなくていけなくなります。
また骨折を整復出来たとしても長期の入院が必要となるため
飼い主さんと相談し岐阜のかかりつけの動物病院で治療を行うことになり今日退院しました。
明日には岐阜に帰ると思いますが何とか無事に足が治ることをお祈りします。
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にしても・・・高野山のお寺に事前にワンちゃんを連れて行っていいかの確認をしていなかったのでしょうか?
悔やまれます。
 

爪きり2014.8.27

コッ君が爪を切ってもらっています。
でも・・・
爪きりが大・大・大嫌いなコッ君
全身で抵抗しています。
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左手がパーになってるし・・・
顔はギューと抑えられてるし・・・
かなり嫌がっています。
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もう我慢の限界!!
絶叫中~~ガオ~~~

股関節脱臼2014.8.26

6歳のオスのトイプードルのゴン太君
2年6ヶ月前の2012年2月10日に左足の股関節脱臼をおこし整復をしました。
その1ヵ月後の3月17日に今度は右足を股関節脱臼を起こし整復し治療しました。
その後も2013年1月21日に左足の股関節脱臼、
2014年4月7日にも左の股関節脱臼をおこし・・・
そして8月22日からまたまた左足の股関節脱臼を起こして入院をし
今日安静を指示して退院しました。
CIMG3178.JPG
股関節脱臼は股関節に交通事故や打撲などの大きな外力が加わり靭帯が切れて大腿骨頭が外れてしまう病気です。
突然跛行したり、痛みのために足を挙げて3本足で歩行するようになります。
股関節形成不全やレッグペルテス病がある場合には股関節脱臼を起こす頻度が高くなります。
治療は非観血的に整復する場合と手術を行う場合があります。
再発防止のためには肥満を避け、フローリングなどで滑りやすい場合はカーペットをひくなどのして足への負担を軽減します。
通常股関節脱臼は背側前方に脱臼しますが、ゴン太ちゃんの場合、毎回腹側後方へ脱臼を起こしており股関節の構造上の問題があるために再々股関節脱臼を繰り返しているものと思われます。
脱臼を起こす頻度がもっと多くなるようなら手術も考慮しなくてはいけません。
今回もとりあえず無事に退院しましたが・・・再脱臼を起こさないことをお祈りいたします。
 

尿石症2014.8.20

どうしてか解りませんが・・・同じ病気や手術というのは続くんですよね。
看護師たちは3回続くとよく言っています。
昨日、今日と2日続けて膀胱結石の手術を行いました。
昨日は10歳のチワワのりんたろう君です。
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りんたろう君の膀胱から摘出された結石です。
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今日は11歳のヨーキーのポー君です。
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ポー君の膀胱から摘出された結石です。
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尿石症とは腎盂、尿管、膀胱、尿道のいずれかに石が存在する病気です。
原因は遺伝的な体質が影響すると思われますが、尿路感染や水やフードの成分が原因になる場合もあります。
またホルモン疾患や腫瘍などの基礎疾患があり尿石症をおこしやすくなっていることもあります。
尿石症はあらゆる年齢でみられ、尿石の種類はメスではストラバイトが多くオスではストラバイトとシュウ酸カルシウムがよく見られます。
また犬種によって出来やすい結石があります。
ダルメシアンは尿酸塩、ミニチュアシュナウザー、ヨーキー、シーズーはシュウ酸カルシウムと尿酸塩、イングリッシュブルドックは尿酸塩とシスチンが多く見られます。
症状は、腎盂や尿管の結石では血尿、腹痛が見られます。
膀胱や尿道の結石では血尿、頻尿、排尿痛が見られます。
また尿道の結石により尿閉を起こし尿毒症となることもあります。
治療は結石種類により異なります。
ストラバイト、尿酸塩、シスチンは食事療法や投薬により結石を溶解することが可能です。
しかし溶解できない結石は外科的摘出となります。
尿石症は内科的に溶解したり、外科的に摘出して治療が終了するわけではありません。
これからは再発をしないように予防が必要となります。
基礎疾患がある場合はこちらの治療を行なったり、
水分摂取量を増やし、石の成分ごとに推奨されている食事療法や薬物療法を行います。
りんたろう君やポー君も術前の尿検査ではシュウ酸カルシウムが見られましたが混合石の場合もあるので現在結石の分析を行っています。
今後は処方食を食べて再発しないように注意が必要ですね。
 

おなか2014.8.19

トリミングサロンに来てくれた猫ちゃんです。
長毛なので暑いからとおなかだけバリカンをあてて熱中症対策をしています。
顔はトレードマークの毛を切ってしまったらイメージが変わってしまうのでそのままです。
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かわいいでしょ!!
で・・・
お腹はというとすっきりカットです。
ほらね!!
ド~~~ン!!
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なんと巨大猫ちゃんなんです。
暑さ対策・・・お腹のバリカンもだけど
まずは減量・・・ダイエットでしょ!

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