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GW後半2012.5.2
明日からGW後半ですね。
明日は予約診療と今日送られてきたフィラリア検査の結果報告書にコメント書きがあります。
どうせお天気もあまり良くないので
家でグータラしているのだから仕事でもかまへんよ!
明後日は・・・・またまたテニス!!
5日はお友達とランチツーリング
6日くらいは家事もしようかな・・・
それともこんな感じかなぁ・・・
あっという間に4連休も終わってしまいそうですね。
今晩は・・・2012.4.26
昨日、一昨日と夜オペが2夜続き・・・
まさか・・・2度あることは3度あるかも・・・
なんて思ってましたが・・・
今日は平和に仕事を終わることが出来ました。
さ~~~
今から帰って・・・
「平清盛」見ましょ!!
この子達とも遊びましょう!
お疲れ様でした~~~!
2夜連続2012.4.25
昨夜はななちゃんの脾臓摘出手術のため夜オペがありました。
今朝はまだあまり元気がなく餌を食べなかったのですが
午後からは少し元気になり缶詰やドライフードを食べてくれるようになり、
少し安心しました。
夜オペして、次の日には少し回復の兆しが見えると
昨夜の疲れなど忘れてしまいますね。
あはは~~~
そしてなんとなんと
今夜は2夜連続で緊急手術で夜オペです。
今日は12歳のポメラニアンのメルちゃんの鼠径ヘルニアの手術です。
メルちゃんの鼠径ヘルニアは以前からあったのですが
今日から急にヘルニア大きくなり中から飛び出している臓器が戻らなくなってしまいました。
非還納性ヘルニアは飛び出している臓器が壊死をしてしまう危険があるので
直ちに手術が必要となります。
メルちゃんのヘルニア嚢に飛び出していた臓器は子宮でした。
発情が始まり子宮がホルモンの影響で変化したためヘルニアを起こしてしまったのかもしれません。
年齢的に子宮蓄膿症の危険性も高くなるので、
ヘルニアの整復手術と同時に避妊手術も行いました。
高齢と肥満のため麻酔に対するリスクは高いのですが
メルちゃんは頑張ってくれました。
明日には元気になって餌を食べてくれるようになることを祈っています。
さすがに・・・
豪華特別番組のような3夜連続は勘弁ですよ~~~
休憩2012.4.21
フィラリア検査・予防や狂犬病の予防注射で忙しい毎日です。
そんな忙しい気持ちを一瞬和ませてくれるのが
先日から帰ってきたツバメちゃんと・・・
この子達
よ~~~し頑張るぞ!!
トト君2012.4.21
1歳のオス猫のトト君です。
2月20日に交通事故に遭い骨盤骨折を起こしてしまいました。
骨折は保存的療法で治ったのですが、
事故の日より排尿をすることが出来なくなってしまいました。
トト君の排尿をすることができない原因は
骨盤骨折を起こしたときに骨盤のところの脊髄損傷を起こしてしまったためです。
脊髄損傷を起こしているので尿が膀胱に溜まったと言う尿意もありません。
いつ膀胱に尿が溜まりそれが溢れて漏れ出ている状態です。
排便も便意があるのかどうか分からない状態でしたので、
いつもオムツをしていなくてはいけない状態です。
トト君はとっても長くて立派な尻尾をしていましたが
ダランとしてまったく動かず痛みも感じません。
トト君が来院したのは事故から2週間後でした。
事故からの日数を考えると、このまま自然に脊髄の機能が回復するとは思えません。
そこで脂肪幹細胞療法を提案しました。
脂肪幹細胞療法はまだ確立された治療ではないので絶対よくなる保障はありません。
でも、まだ1歳のトト君がこれからの長い人生の間
ずっとオムツをしなくてはいけないかもしれないことを考えて、
脂肪幹細胞療法を行うことを決断してくれました。
3月24日に手術を行い脂肪を摘出し脂肪幹細胞を抽出し3週間かけて培養をしました。
そして4月14日に培養した幹細胞を点滴でトト君にもどしました。
変化が見られたのは点滴後2日くらいからです。
点滴を行ったころは尿意は回復していたのですが排尿はやはりできなかったのが、
自分でトイレに行き排尿も排便もするようになりました。
1週間経った今ではオムツをしなくてもいい状態にまで回復しました。
まだ完全に全ての尿や便を排出することは出来ていないようですが
本来の猫としての姿を取り戻すことが出来てとても良かったです。
しかも、点滴後毛並みがよくなりとても元気になったそうです。
当院で行った脂肪幹細胞療法の1例目がトト君です。
治療の効果があり事故前の生活を送ることが出来るまでに回復したことはとても嬉しいです。
またこれから脊髄損傷の症例に対して明るい光が見えたように思います。