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膀胱結石2021.3.4
2月26日、27日と2日連続で猫ちゃんの膀胱結石摘出手術がありました。
26日は5歳の避妊メスのスコティッシュフォールドのこまりちゃん
1か月前に血尿があり、他院にて治療し治癒。
また血尿になったと19日に来院。レントゲン検査、エコー検査にて膀胱結石と診断。
摘出した結石
27日は16歳の避妊メスのチャンジャちゃん
1週間ほど前から血尿と頻尿があると1月23日に来院。
検査の結果膀胱結石と診断
摘出した膀胱結石
昨日この2頭の結石分析の結果が返ってきました。
2頭ともシュウ酸カルシウムです。
猫ちゃんの結石で多いのはストラバイト結石とシュウ酸カルシウム結石です。
以前は圧倒的にストラバイト結石が多かったですが、近年はストラバイトに配慮したフードが多くなったためストラバイト結石減少しシュウ酸カルシウム結石が多くなってきています。
ストラバイト結石はもし結石が形成されたとしても食事療法や投薬で溶解することが出来ます。
しかしシュウ酸カルシウム結石はいったん形成されてしまうと溶解することが出来ないため手術で摘出をしなくてはいけません。
手術後は再発をしないように食事療法が必要となります。
が・・・シュウ酸カルシウム結石を完全に予防することのできる食事はありません。
これからは飲水量を増やしたり、結石の形成を少しでも予防できる薬を投薬しなくてはいけません。
まだまだ治療は続きますが…とりあえず今ある血尿や頻尿に関しては原因となっている結石を摘出したので治癒すると思います。
再発をしないことを願います。
迷子の犬を探しています。2021.3.2
2月26日に橋本市城山台で柴犬がいなくなりました。
赤い首輪をしたやや小型の黒柴ちゃんです。
目撃された方、保護をされた方がいらっしゃいましたらご連絡お願いいたします。
モコちゃん2021.3.1
今日は緊急夜オペがありました。
9歳のトイプードルのモコちゃん。
2年前に臍ヘルニアの疑いがあると言われていました。
2月25日ごろより、お臍が大きくなりはじめ、今日はパンパンになっていると来院されました。
血液検査、レントゲン検査、エコー検査を行い、ヘルニア内に腸管は入り込んではいないが脂肪組織が入り込み炎症を起こし皮膚に発赤となっていることがわかりました。
このままではヘルニア内の脂肪組織が壊死を起こしてくるため、夜オペを行いヘルニアの整復を行いました。
ヘルニア内に入り込んできた脂肪組織は出血し血腫もできていました。
臍ヘルニアや鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニアなど、急に大きくなったときはすぐにご来意ください。
もし腸管が入り込み絞扼され壊死を起こしたら腸管を切除しなくてはいけなくなります。
そして最悪の場合命を落としてしまうこともあります。
日々、観察をしてあげてください。