免疫細胞療法2011.11.10

 先日導入した免疫細胞療法や再生医療の培養を行うクリーンレンジ
今日はそのクリーンレンジの出番がありました。
先日、慢性嘔吐で手術をした8歳の日本猫のブーちゃん
病理検査の結果、腸の腺ガンと診断されました。
既に大網といわれる脂肪にも腫瘍細胞が見られたため
再発防止とQOL向上のため免疫細胞療法を行うことになりました。
今日は採血を行い、この血液の中から免疫力を高めるための細胞を取り出し
活性化と培養を2週間かけて行います。
2週間後に培養をしてパワーアップした免疫細胞を点滴します。
点滴と同時にまた採血を行いまた免疫細胞を培養をし2週間後に点滴します。
1クール6回でその後はワンちゃんや猫ちゃんの状態を見ながら
点滴の回数をきめていきます。
この免疫細胞療法はガンをとことんたたいてガンに打ち勝つと言う治療ではなく
ガンが再発や増殖しないよう、うまくガンと共存していこうという治療法です。
メリットは副作用が少なくワンちゃんや猫ちゃんの免疫力が上がるので
ＱＯＬがあがります。
人間も今、注目をされているがん治療の
ブーちゃんが元気で長生きしてくれること期待して細胞を培養していきますね！