和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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認知機能不全症候群2021.06.25

人間同様、ワンちゃん、猫ちゃんも高齢化が進み、高齢性認知機能不全(認知症)も増えてきています。

高齢性認知機能不全とは老化に関連した症候群であり、認知力の異常、刺激への反応低下、学習・記憶の欠損がある状態を言います。

 

10~18歳のワンちゃんにおいて、

排泄の失敗(25%)
よく吠えるようになる( 23%)
家族とのコミュニケーションの変化(20%)
命令に従わない(20%)
家の中や庭で迷う(14%)
睡眠周期の変化(8%)
部屋の隅で動けなくなる(8%)
などの変化がみられました。

発症年齢は11-12歳の犬の約28%、15‐16歳の犬の約68%が1つ以上の認知低下の兆候が見られました。

11-14歳の猫の約30%、15歳以上の猫の約50%に認知機能の低下が見られました。

認知症の発症の原因は酸化ストレスが関与していると思われます。
またリスクファクターとしては年齢や食事も大きく影響があります。

治療ですが・・・人間同様健康な状態に戻すことは難しく、進行を遅らせること対症療法や行動療法が中心となります。

高齢のワンちゃんや猫ちゃんは認知症テストを行ない、少しでも疑いがある場合は進行を遅らせるためにサプリメントや食事を始めることをお勧めいたします。


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