和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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ゆめちゃん2021.04.17

14歳11か月のプードルのミックス犬のゆめちゃん

以前から心臓病があり、4月9日夕方からは咳があり呼吸が荒く、食欲もなかったそうです。

そして4月10日の午前の診察中、呼吸をしていないとエマージェンシーで運び込まれました。
すぐに心臓マッサージ、気管挿管、人工呼吸が行われました。
気道内からは血様の漿液がでて肺水腫を起こしていました。

呼吸が止まってすぐに処置をすることが出来たため、自発呼吸も意識も回復してきました。

酸素室で入院し強心剤や利尿薬を投与し呼吸は落ち着いてきたのですが、循環不全があったため腎臓に負担がかかり腎臓の値が悪くなっており腎臓も治療も同時に行いました。

呼吸が落ち着いてからは酸素室からでてルームエアーでも呼吸が荒くなることはありませんでした。
徐々に食欲も回復し腎臓の値も低下してきたため今日退院をしました。

肺水腫を起こした場合、50%のワンちゃんは約4.5か月で死亡してしまいます。
また1年生存することが出来るのはわずか23%です。

ゆめちゃんは心臓病に対して無治療だったのでこれからはしっかり治療をして長生きしてほしいです。

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