和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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ブドウ中毒2020.10.22

生後9か月のヨークシャテリアの小春ちゃん。
まだまだ好奇心が旺盛なおてんば娘さんです。

先日はボールペンのキャップを飲み込んでしまい内視鏡で摘出してもらいました。

そして今回は5日の夜中に食卓の上に置いていた100%のぶどうジュースの瓶を落として割り、かなりの量を飲んでしまいました。

6日の朝に来院、すぐに検査を行いました。
この時は急性腎臓病を示唆する値はありませんでしたが、直ちに入院、点滴をして腎臓のケアーを行い、毎日血液検査を実施しました。

入院してからも元気食欲はあり、3日目には退院の予定をしていたのですが・・・
急性炎症を示すCRPが3日目に急激な上昇を示したため現在も点滴治療を行っています。(元気食欲はあるのですが・・・いつもよりはパワーがない感じです。)

ブドウ中毒は急性腎障害を起こし死亡することもある中毒です。
ただブドウを摂取したすべての個体が発症するわけではなくまた特定物質が原因というよりはの体質が関与していると言われています。

症状は摂取から24時間以内の嘔吐が最も多く、嘔吐に引き続き下痢、食欲不振、元気消失、腹部痛が見られます。
尿量の減少、運動失調、虚脱が見られることもあります。

治療は静脈内点滴、中毒物質の除去、および対症療法です。

少量でも発症することはあります、生はもちろんドライフルーツやジュースなどン加工品も注意をしてください。

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