和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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マック君2020.05.18

10歳のパグのマック君

10日の夜から震えがあり11日の朝から食欲がないと12日に来院しました。

震えがある場合・・腰痛や頸部痛などを疑うのですが触診では腰痛や頸部痛はなさそう。

触診で上腹部痛が認められる場合は膵炎を疑います。
マック君の場合・・・腹部を触ってもあまり痛がる様子もみられません。

食欲不振があるため血液検査を行うと膵炎を疑がう数値が見られたためエコー検査を実施。

膵臓領域に炎症像があったため、急性膵炎と診断しました。

一般的に急性膵炎の場合、元気食欲の低下、嘔吐、下痢、上腹部痛を呈します。
マック君は嘔吐や下痢などの消化器症状は見られず、また触診による著しい腹痛も見られませんでしたが震えがあることを思うと・・・やはり腹痛はあったものと思われます。

急性膵炎の治療は点滴や制吐剤や鎮痛剤といった対症療法がおこなわれます。
入院して2日間はほとんど餌を食べませんでした。14日ごろよりジャーキーなどのおやつは食べるようになりました。
16日に飼い主さんは面会に来た時も、ジャーキーしか食べなかったのですが・・・
飼い主さんが帰った後から急に元気になりドライフードも食べるようになり、今日無事に退院をしました。

1週間後、検診をして膵臓の値や炎症の値が正常戻っていたら治療終了です。


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