猫下部尿路疾患(FLUTD)
しばしば血尿を含む頻尿と、尿路の閉塞などのいずれかまたは両者を特徴とする臨床症状のことをいいます。FLUTDは膀胱炎、尿道炎、尿石症、膀胱結石、腎結石などの疾患の総称です。
症状は、尿をもらしたり、トイレ以外の場所で排尿したりすることが多く、続いて少量の尿を頻繁に排泄したり、頻繁な排尿動作を行なうにもかかわらず全く排尿できないとか、微量しか出ないというのが特徴です。
原因は尿路に形成される結晶や結石によって尿路粘膜の炎症が起こり、さらに炎症産物や結石によって尿路が閉塞され、FLUTDを生じます。
閉塞が進行すると食欲不振、脱水、昏睡、抑うつなどの症状を現します。尿路が完全に閉塞され、治療せずに放置されると尿毒症を起こして72時間以内に死亡することが多いので十分に注意する必要があります。
