和歌山橋本市にあるやぐら動物病院は病気や予防、トリミングサロンの専門病院です。
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病院日記

病院日記

私達スタッフが過ごしている毎日を通して、やぐら動物病院がどんな病院かを知っていただけたらと思います。

夜セミナー

2016.12.09 Friday

昨日、今年最後の夜セミナーに参加しました。
前回は10月だったのですが、緊急の手術が入ったため参加することができなかったので久々の夜セミナーです。

今回のテーマは「副腎疾患」です。

副腎には皮質と髄質があり皮質からはアルドステロンなどのミネラルコルチコイドとコルチゾールなどの糖質コルチコイドと性ステロイドが分泌されます。
また髄質からは神経伝達物質であるエピネフリンやノルエピネフリンが分泌されます。

ワンチャンや猫ちゃんでは副腎皮質ホルモンの分泌が過剰になる副腎皮質機能亢進症がよく見られます。(副腎皮質機能亢進症の話は10月でした。)
昨夜のセミナーでは反対に副腎皮質ホルモンの分泌が低下する副腎皮質機能低下症(アジソン病)についての講義がありました。

副腎皮質機能低下症は以前は発症は少ないと言われていましたが近年検査機器の向上により発見されることが多くなってきた病気です。
中年期に発症することが多くメスのほうがオスより2倍発症すると言われています。
原因は自己免疫性の事が多く自分の免疫により副腎が破壊されミネラルコルチコイドも糖質コルチコイドも分泌が低下します。

遺伝的にはスタンダードプードル、ベアデットコリー、グレートデン、ウエストハイランドホワイトテリアに多いと言われています。

副腎皮質機能低下症にはこれといった症状はありませんが
多い症状としては食欲にむらがあり、活動性が不安定で削痩、多飲多尿、脱毛、ストレスに弱く虚弱で、寒さに弱く低体温になりやすい。
点滴や注射を打つと元気になるを繰り返すなどです。

診断は血液検査と画像診断で行います。

副腎皮質機能低下症は免疫により副腎が破壊されていますので、治療は分泌されないミネラルコルチコイドや糖質コルチコイドの投薬により不足している副腎皮質ホルモンを補ってあげます。

予後は比較的良好で、中央生存期間は4.7年です。
猫ちゃんは急性期の死亡率が高く初期に亡くなってしまう子が多いですが
急性期を乗り切った猫ちゃんの生存期間は約3年と言われています。

なんとなく食欲にむらがありストレスに弱くすぐに血便が出たり嘔吐してしまうワンちゃんは注意をしてあげてください。

ぬーぷ君

2016.12.07 Wednesday

トリマーの北井さんの愛犬ぬーぷ君は10歳のシーズー犬です。
3月3日、突然元気食欲がなくなり検査の結果、免疫介在性溶血性貧血を発病してしまいました。
発病当初は、日に日に赤血球が減少し粘膜が真っ白になり状態は悪化していきました。
すぐに免疫抑制剤とステロイドの投薬を行い治療しました。

幸いヌープ君は投薬して比較的早期に赤血球の破壊が止まり、輸血を行わなくても貧血は徐々に回復をしました。
ただこの病気は貧血が回復してすぐに投薬を中止をしたらすぐに再発をしてしまうことがよくあります。
また再発した時は以前と同じ治療を行っても薬の反応が悪く、最悪の場合赤血球の破壊が止まらず命を落としてしまうこともあります。

貧血が回復してからは約6か月ほどかけて徐々に薬を減量しそして休薬をします。
ぬーぷ君も9月にようやく休薬することができました。
その後も定期的に検診を行なっており、今日も検診に来院しました。
検査の結果、再発もみられず経過は良好です。
このまま再発せず元気に過ごしてくださいね。
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2016.12.06 Tuesday

この頃すっかりブログの更新のさぼり癖がついてしまい・・・
これではダメだとネタ探しをしました。

でも・・・・
これと言って思い当たるネタがありません。
なので・・・
今日は猫の写真と先日箱根で買ってきた招き猫の写真で・・・
ちょくちょくさぼっていたため・・・まだブログ更新の本調子でないので(言い訳してます。)
かる〜くウォーミングアップということで・・・
我家の愛猫うすこちゃん
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箱根の招き猫
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殺鼠剤

2016.12.03 Saturday

昨日、殺鼠剤を誤食したとダックスのマロちゃんが来院しました。
誤食してすぐに来院されたので直ちに嘔吐処置を行い点滴をしました。

色々なタイプの殺鼠剤が販売されていますが、最も一般的な殺鼠剤はワルファリンと言われてる成分の殺鼠剤です。

ワルファリンはビタミンK還元酵素を阻害することにより血液凝固機能を傷害し出血傾向が起こります。

中毒症状はワルファリン摂取後1〜3日後に発症し鼻出血、口腔内出血、皮下出血、タール便、吐血、眼底出血などです。
出血の場所により症状は異なり、脳神経系で出血が起これば神経症状を起こします。
関節内出血では運動器症状が現れます。
また胸腔内出血や肺出血では呼吸困難を起こします。

今日マロちゃんの血液凝固系の検査を行いましたが異常は認められずビタミンKの内服に変更しました。

殺鼠剤はねずみが喜んで食べるように誘引剤として糖類や小麦が配合されていることが多く犬や猫も喜んで食べる傾向があります。

誤食し直ちに催吐処置を行えれば中毒を起こすことも少なくなりますが、
気が付かないうちに食べてしまっていたら中毒を起こしてしまう可能性があります。
ワンちゃんや猫ちゃんが間違えて食べてしまわないように十分注意をしてください。

慢性腎臓病の猫

2016.12.02 Friday

モモちゃんは11歳の雌猫ちゃんです。
9月ごろよりあまり元気食欲がなく検査により慢性腎臓病と診断しました。
診断時のグレードは3になったところでした。

食事療法や皮下点滴などの治療を行いましたが、徐々にBUNやクレアチニンの上昇がみらたため、幹細胞療法を提案させていただきました。

そして今日、先日作成した他家凍結幹細胞を点滴しました。
1週間後、血液検査を行う予定です。

幹細胞が反応し血液の数値が低下したり、元気や食欲が回復するように願っています

ガンバレ!!モモちゃん

フィラリア予防薬の投薬日

2016.12.01 Thursday

今日は12月1日です。
今年最後のフィラリア予防薬の投薬日です。
お忘れになっていませんか?

ここ数日、急に寒くなりもう蚊も飛んでいないのでフィラリア予防薬を投薬する必要はないと思っていませんか?

薬の効き方を理解するとなぜ12月に投薬しなくてはいけないかがわかります。

フィラリア予防薬は予防という名前がついているので
今日投薬をしたら今から1か月間薬の効果が持続し蚊に刺されてもフィラリアに感染しないと誤解されてしまいますが・・・・

実際はフィラリア予防薬は虫下しと同じ効き方をします。
1か月間蚊に刺されてワンちゃんや猫ちゃんの体内に侵入したフィラリアの幼虫を投薬することにより駆除してフィラリアを予防するお薬です。

11月の初めは例年よりも気温が高めで蚊も飛んでいました。
11月に感染したフィラリアは12月のお薬で駆除しますので必ず投薬をしてくださいね。

この1回の投薬を忘れてしまいフィラリアに感染してしまっては、今までの投薬が無駄になってしまいます。
大切な家族の健康を守ってあげてくださいね。

ペットと飼主が似る

2016.11.25 Friday

毎日診察をしていて、飼主さんとワンちゃんや猫ちゃんが似ていると感じることがよくあります。

髪の毛の長い飼主さんが長毛のワンちゃんの診察に来院したり、
スラリとしたスレンダーな方がハウンド系のワンちゃんを連れていたり…
一番よくある組み合わせは・・・
パグやフレブルやボストンなどの短頭種と飼主さんの顔が似ていたり・・・
(似ていますねとは言いにくいですが・・・)

また猫ちゃんも場合も目つきが似ているなと感じることがよくあります。

なんの根拠もないのですが・・・自分や家族の顔に似ているから親近感が沸き自然と似たワンちゃんや猫ちゃんを選ぶんだろうなとは思っていましたが、これを裏付ける論文があるそうです。

やっぱり似た者同士引き合うものがあるんですね。

以下引用

◆ペットと飼い主の顔が似る、2つの理由

2009年に、日本の心理学者・中島貞彦氏が行った実験によると、「犬と飼い主の顔が似ている」ことは客観的事実として証明され、さらに2013年の同氏の論文では、「ペットと人の顔のパーツのうち、目が類似性の決め手になっている」ことが発表されました。
なぜ似てくるのか……ということを中島氏がさらに調査したところ、ひとつは「単純接触効果」によるものではないか、という説が出たそう。これは人間が元々持っている性質で、自分に似ている人や動物を好きになる、という性質です。それにより、そもそも「自分の顔に似ている子」を無意識に選んでいる、と結論づけています。
さらに、一緒に生活するうちに、犬には「仲間の真似をすることで仲間とコミュニケーションをとる習性があるため、飼い主の表情を真似するようになる」とも言われています。
無意識に似ている子を「かわいい」と思っておうちに迎えて、さらにペット側も飼い主の表情を真似するようになる……そういう理由であれば、「似ている」と思う人が多いのもうなずけます。自宅のペットが、「ニコニコ幸せそうにしていることが多くてかわいい!」なら、それはもしかしたら、あなたの真似なのかも。

動物臨床医学会

2016.11.21 Monday

19日、20日の2日間、動物臨床医学会に参加してきました。

新しいことや、薬の裏技や、再確認などとてもためになる学会でした。

今回の講演で飼主さんにお伝えしなくては・・・と思ったことは、
猫ちゃんの運動器疾患です。

以前は猫には運動器疾患の発生は少ないと言われていました。
しかし、最近の研究では高齢猫の60〜90%以上に骨関節症が存在することが明らかになりました。

6歳以上の猫の61%、12歳歳以上の猫の90%以上に骨関節症があり、性別による差はありませんでしたが、スコティッシュ・フォールドと日本雑種猫に多い傾向があり長毛腫では発生が少ないです。

発生部位は手根関節が30.3%、肘関節が25.0%、膝関節が21.9%に発生があり、
肩関節や股関節には発生が少なかったです。
また脊柱に変形性関節症は見られたのは46.5%もありその50%以上は腰仙椎での発生でした。

このような猫ちゃんの症状は、「ジャンプができなくなる」が70%の猫で認められました。
その他に「高いところから飛び降りられない」「あまり動かない」「階段を昇らない」「よく眠る」「あまり遊ばない」「トイレの使用が難しくなる」「グルーミングをしなくなる」「爪が伸びている」「被毛の状態が悪い」「人との交わりを避ける」「怒りやすくなる」「食欲が低下する」「顕著な跛行が見られる」です。

このような症状が見られた場合もしかしたら骨関節症の疑いがあります。
治療は体重の管理、運動と環境の修正、そしてペインコントロールです。

ペインコントロールを行うことにより若返ったように元気になったという声をよく聞きます。
上記のような症状に思い当たりのある高齢猫ちゃんは一度ご来院ください。

凍結幹細胞

2016.11.15 Tuesday

看護師の平松さんの愛猫すず君
2週間前に去勢手術を行いました。
その時に、お腹から少し脂肪細胞を採取させていただき、
幹細胞を抽出、培養を行いました。
そして今日、培養して数の増えた幹細胞を凍結保存しました。

若い猫ちゃんなのでやはり幹細胞の発育もよく一般的な大きさの猫ちゃんだと3回、幹細胞療法を行うことができるようになりました。

猫ちゃんで幹細胞療法を行うことが多い疾患は、慢性腎臓病の時です。
血液検査でBUNやクレアチニンや無機リンの上昇があり、点滴であまり反応しない時に幹細胞療法を行うことが多いです。
その他には糖尿病や自己免疫疾患の時に幹細胞療法が有効と言われています。

またワンちゃんでは椎間板ヘルニアや炎症性腸症、アレルギー、骨折の癒合不全などでも効果があるとのことです。
ワンちゃんの椎間板ヘルニアや骨折の癒合不全では良好な成績が出ています。
まだ当院では自己免疫疾患やアレルギーでも治療を行ったことはありませんが、
再生医療学会では多くの治療例が発表されています。

犬用も猫用も凍結幹細胞をストックしていますので、これからは積極的にインフォームさせていただこうと思います。
幹細胞療法をご希望の方は一度ご相談ください。
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職業体験実習

2016.11.10 Thursday

11月8日から10日の3日間、橋本中央中学校の学生さんが職業体験実習に来ました。
今回は女子2名です。

診察台の消毒や診察や手術の見学
またこの時期ならではの、カレンダーの袋詰めや
CAP君やCHAMP君の歯磨きとブラッシング
そしてあい子ちゃんのシャンプーなどを体験してもらいました。

歯磨きは2日間行ってもらったのですが、おとなしいCAP君はきれいに歯磨きをすることができましたが、ガサガサするCHAMP君には随分手こずってました。

またシャンプーではブルブルした時に水しぶきがかかり体操服が少し濡れてしまうハプニングもありました。

まだ将来、どのような仕事をしたいかはっきりと決まっていないそうですが、今回の職場体験で何か将来に対しての方向性がみえたならうれしいと思います。
どの仕事をしても楽なものはありませんが、誇りを持てる仕事についてほしいと思います。

毎日、学校の先生が様子を見に来ます。
今日様子を見に来た先生・・・なんと看護師の植山さんの小・中学校の同窓生とのこと・・・
思わず話が盛り上がってしまいますよね・・・
先生も頑張れ!!

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