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やぐら動物病院日記

私達スタッフが過ごしている毎日を通して、やぐら動物病院がどんな病院かを知っていただけたらと思います。

スタチン封入ナノ粒子縫合ADSC

2019.03.09 Saturday

2月2日〜3日に行われた日本獣医再生医療学会でとても気になる発表がありました。

次世代型の幹細胞療法として多彩な生物学的作用を有するスタチン製剤のドラックデリバリーシステムとして脂肪由来幹細胞(ADSC)を活用し難治性疾患治療に対する有効性を検討したという発表です。

ADSCスタチン封入ナノ粒子を抱合させてマウスの心筋梗塞に投与たところ2か月後の組織像では梗塞部に新たな心筋の再生が認められたとのことです。

潰瘍性大腸炎、間質性肺炎などの炎症疾患、認知症やアルツハイマー病などの神経精神疾患、変形性膝関節症モデルマウス、そして慢性腎不全猫においても治療効果が認められたとのことです。

以前、ADSCは慢性腎臓病に効果があると言われており当院でも何頭かの猫ちゃんに治療を行いました。
しかし目に見えて効果が表れる症例はあまりなく現在では慢性腎臓病には効果がないと言われています。


今回の発表では従来のADSCを2回投与をしても効果を示さなかった症例に、ナノ粒子抱合ADSCを投与した途端に著効したとのことです。


この発表を聞いた後すぐに演者の先生や共同研究をされた先生に連絡を取り、
詳しい内容やナノ粒子抱合方法をお聞きしました。
そして新たにADSCを作成をしスタチンナノ粒子を抱合させて、
わが家の愛猫のデッ君に昨日投与をしてみました。

デッ君は18歳11か月の去勢オス、慢性腎臓病のステージ2、また股関節や肘関節などに骨関節症があります。

この治療法はまだ確立された治療法ではなく臨床例を集めている段階ですが、慢性腎臓病に効果があるようなら猫ちゃん達に未来が開けると思い研究に協力をさせていただくことになりました。

来週は20歳のミーちゃんに投与する予定です。ミーちゃんも慢性腎臓病ステージ2(前回の検査では・・・)です。

2週間ごとに3回投与をして血液検査や一般状態のデーターを取ります。
まだステージ2なので劇的な効果が出るか疑問ですが、良い結果が出ることを期待しています。

慢性腎臓病の猫ちゃんや骨関節症の猫ちゃんに未来がありますように・・・

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