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やぐら動物病院日記

私達スタッフが過ごしている毎日を通して、やぐら動物病院がどんな病院かを知っていただけたらと思います。

歯肉口内炎

2018.12.21 Friday

猫の歯肉口内炎は歯肉及び口腔粘膜の慢性疾患です。

症状は口腔粘膜に発赤、潰瘍、肉芽様組織の増生などが見られ、
流涎、採食困難、開口時の突然の奇声、口を気にする仕草、打診による疼痛反応、触診で開口を嫌がるなどが見られます。

重度の場合は食欲不振のため体重減少が起こります。

原因は口腔内細菌やウイルスの関与、免疫反応異常など挙げられていますが確定はしていません。

治療は内科的に抗菌薬、ステロイド、免疫抑制剤、インターフェロン、鎮痛消炎剤などの投与を行いますが完治に至ることはほとんどなく、次第に治療に対する反応も悪くなっていきます。

外科治療では口腔内洗浄や歯石除去がありますが、口腔内ケアだけでは効果は持続しません。

歯肉口内炎の効果的な治療は抜歯です。
まず全臼歯抜歯といって、奥歯をすべて抜きます。
全臼歯抜歯を行った症例の60%は完治します。
著名な改善が見られたものが20%、わずかに改善したものを含めると有効率は93%
です。
ただし全く反応しなかったものも7%あります。

11月と12月の2カ月間で猫の歯肉口内炎のために全臼歯抜歯を行った猫ちゃんが3頭います。
1頭目のケンケン君は術後もうすぐ2か月になります。
炎症で口を開けることもできず、餌たべることができなかったのですが、今では炎症もひき体重も増加しています。

2頭目のトラ君も術後約1か月たちますがトラ君も炎症が引き経過は良好です。


3頭目のニャーちゃん、今日で術後3日目になります。
術前は餌を少し食べると痛みのため奇声を発して暴れていました。
手術当日は鼻カテーテルから流動食をあたえ、2日目も午前中は流動食を与えました。
午後、エネルギーチュールを口から食べたのですが、術前のような痛みもなく奇声を発することもありませんでした。
夜にはペースト状のウエットフードも食べるようになり、今日も流動食とウエットフードとチュールを美味しそうに食べています。
術後の経過もいいことから明日退院します。


全臼歯抜歯の説明をした時はどの飼主さんも大変驚かれ、手術を躊躇されたのですが、術後の状態が改善しているので猫ちゃんも飼主さんも喜ばれています。
元気に美味しくフードを食べることができるようになり本当に良かったです。

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